寒川鈴木園芸のブログ

九州視察研修3 ~九州の土 霧島山系の・・・~

投稿日:2011年1月29日 11:55 pm

こんばんは、今夜はアジアカップ決勝戦!!


時間帯遅いけど、土曜夜だし視聴率凄そうだな^^;



さて九州視察研修レポートのつづき。


ハンズマンを出て向かったのは、太刀洗町中村文博さんの圃場。


中村さんは一町歩(約10,000㎡)ほどの施設で苗物を中心に年間200万ポット以上生産されてます。すごい。。


発芽室や育苗室以外はほとんど無加温のパイプハウスで、二重三重被覆で内張りし保温しています。


これはマリーゴールドですね。



無加温ハウスで通常の冬なら大丈夫なのですが、さすがに今年の寒さは堪えるそうです。。


またこの辺は、台風の通り道になったり、比較的が強い地域なので、パイプのピッチ一般的なピッチより狭くして、強度を上げてます。



中村さんちの用土置き場に関東では見慣れない用土がありました。


これは‘ぼら土’日向土とも呼ぶ)。



ぼら土はやや酸性で鹿沼土より硬く崩れにくいのが特徴。宮崎の新燃岳の噴火で騒がれてる、霧島山系の噴出物だそうで、宮崎周辺の山からたくさん採れるそうです。


こちらは‘真砂土’(「まさつち」、または、「まさど」)。



一方、真砂土は主に関西以西の山から採れる花崗岩が風化したもの。こちらもやや酸性。宅地造成などに使われることが多く、赤土っぽいものから砂っぽいものまで産出場所によって幅があるそうです。



真砂土水もちはいいものの水はけが悪いので、そこにぼら土ピートモスなどを混ぜて調整するそうです。


同じ日本でも採れる土は様々。


みんな興味津津でした~


中村さん、ありがとうございました!!


つづく

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