寒川鈴木園芸のブログ
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九州視察研修12 ~シンビとデンファレとグラマトと、、、~
投稿日:2011年2月21日 12:11 am
今日はどんよりとした天気、、
今月は天気や気温がコロコロ変わりますね~
さて九州視察研修レポートも佳境!
二日目の最後に向かったのは、デンファレやシンビジウム、デンドロビウム、グラマトフィラムなどを生産されてる小郡市の草場農園さん!
こちらのハウスはデンドロビウムのキンギアナム系がズラリ。
5月頃から出荷が始まるデンファレの部屋です。1年目株、2年目株、段階毎に並んでます。
デンファレはデンドロビウム・ファレノプシスの略称。
デンドロとファレ(コチョウラン)の交雑種です。生育温度は20℃くらいと高めです。
花はこんな感じ。ファレに似てますね☆
さてこちらはシンビジウムの部屋。
びっしりとシンビさんが並んでますね~
シンビジウムは10月頃から年明け2、3月まで出回る冬のランの王様!
シンビは「立ち」と呼ばれる仕立てが主流ですが、草場さんのとこでは全て「アーチ」仕立てで生産してます。
「アーチ」仕立てとはコチョウランの様に前に垂れ下げるような仕立てのことです。
シンビは株を充実させたり、花芽をつけさせたり、と出荷まで約3年ほどかかります。
真ん中のバルブと呼ばれるこぶ状の根元から、ぷっくらとした新芽(赤丸)が出てるのがわかります。
バルブから出る新芽は勢いのよいものを残して取ってしまいます。(品種にもよる)
栄養を集中させて残した新芽を充実させることで、翌年そこにいい花芽が出てくるんですね~
こちらはタネ採り用の株です。
育種も手掛けてる草場さん。
ただシンビなどランの育種はとても時間がかかるものが多いです。
交配し、採れたタネから花を見るまでに3年、いいものがあれば選抜して、品種登録して、メリクロンと呼ばれる組織培養で苗の生産をして、そしてその苗を導入して、、、と、商品として出回るまで早くても7~8年以上はかかってしまうのです。。
時間と手間をかけてじっくり作ったランたちを出す時は嫁を出すような気持ちになるんだろうな~、と思いました。
草場さん、ありがとうございました!