投稿日:2011年10月11日 10:20 pm

【親つるに雄花ばかり咲き、実らない様子】

 

品種名『相模半白節成(さがみはんじろふしなり)』の由来

★相模⇒相模国、神奈川県で育成(昭和4年発表)

★半白⇒果実の上部が濃緑色、下部が薄黄緑色≒白色の特徴・・・同系統の品種あり(例:馬込半白節成←相模半白節成の先祖)

★節成⇒つるの果実の実る部位「節」にしっかり実が「成」る。つまり多収であることを示しています。現在の主流品種では至極当然の特徴です。

品種名通りたくさん実ってくれたら嬉しいのですが・・・

温室 抑制栽培での9月下旬から10月上旬にかけて写真のように親つるにほとんど雌花(きゅうりが実る花)が咲いてくれません。結果的に主流品種と比べ10日以上収穫開始時期が遅れ、最終的に収穫量減にもなります。

それでも、苦しいこの時期を過ぎて実ったきゅうりの品質は良かったりします。

その理由はまた別記します。

カテゴリー: 相模半白節成の特徴

投稿日:2011年10月10日 9:34 pm

【本日の相模半白節成を栽培している温室の様子】

温室にて、抑制栽培の作型で栽培しています。

8月にタネまきをしました。

育苗期間に悪天候が続き、定植後は暑さが弱まらず成長にストレスを受けましたが、10月に入り順調に収穫が始まりました。

ただし一般的なきゅうりと比べ、10日以上遅い収穫開始となります。

原因は、親づるに雄花しか咲かない特徴が出たためです。収量を上げられない原因の1つです。

抑制栽培は次の作型(半促成栽培)のスケジュールの都合、年内に終了しなければならないため、早くに収穫開始したいところ、困った特徴です。

それでも健全な株から収穫開始できましたので、引き続き栽培管理を徹底して、高品質な相模半白節成の提供に努めてゆきたいと思います。

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