投稿日:2012年2月7日 11:30 pm

きゅうり栽培の教科書の1つです。

父が持っていた本。

2005年頃に興味本位で借りて読んだ際、最終頁近くにオールド品種の復活を望む記載があり、その品種・系統の1つに相模半白があるのを見つけました。

栽培・流通の課題がありながらも、きゅうりの多様性を知って貰うため、復活が望まれるというようなことが記載されています。

この本がきっかけで、歴史や栽培手法を関心事としてメモし始め、就農研修での課題として県から種子提供受け試験栽培し、現在に至ります。

相模半白を含むきゅうりの栽培状況をよく観察して、教科書からも学ぶ日々が続いています。

投稿日:2011年11月16日 10:36 pm

【相模半白節成きゅうりの温室抑制栽培、10月初旬開花から1カ月後の果実】

 

前作の半促成栽培で目残し(収獲遅れ)が真っ赤になって驚きましたが・・・

きゅうりの本で勉強して分かりました。

現在主流の青きゅうりである白イボ系きゅうりは熟すと黄色くなります。

一方で、相模半白節成も含む黒イボ系きゅうりは熟すと赤くなります。

きゅうりは、漢字で昔は「黄瓜」とも表記されたことからも、熟すと黄色くなるイメージですが、黄色にも幅がある。。。というか、その限りではないような。

ウインナーのオバケみたいです。

試しにつるで熟させた結果の写真です。

白イボ系きゅうりの熟した画像は、またいつか掲載します。収穫適期を逃したきゅうりをいつまでも実らせておくとつるが弱るので、安易に残せなく。。。

そんなわけで、いつか目残しが見つかったら♪

訂正:赤って言ったらまた違うかなぁ。。。赤褐色?

カテゴリー: 相模半白節成の特徴

投稿日:2011年10月11日 10:20 pm

【親つるに雄花ばかり咲き、実らない様子】

 

品種名『相模半白節成(さがみはんじろふしなり)』の由来

★相模⇒相模国、神奈川県で育成(昭和4年発表)

★半白⇒果実の上部が濃緑色、下部が薄黄緑色≒白色の特徴・・・同系統の品種あり(例:馬込半白節成←相模半白節成の先祖)

★節成⇒つるの果実の実る部位「節」にしっかり実が「成」る。つまり多収であることを示しています。現在の主流品種では至極当然の特徴です。

品種名通りたくさん実ってくれたら嬉しいのですが・・・

温室 抑制栽培での9月下旬から10月上旬にかけて写真のように親つるにほとんど雌花(きゅうりが実る花)が咲いてくれません。結果的に主流品種と比べ10日以上収穫開始時期が遅れ、最終的に収穫量減にもなります。

それでも、苦しいこの時期を過ぎて実ったきゅうりの品質は良かったりします。

その理由はまた別記します。

カテゴリー: 相模半白節成の特徴

投稿日:2011年5月18日 11:34 pm

神奈川伝統野菜 きゅうり【相模半白節成】の栽培期間中、管理・収穫作業は毎日しています。

それなのにやってしまいました・・・
目残し(←うちでは、収穫適期逃したきゅうりのことをこのように言います。)




かなり大きくなるまで、気づきませんでした・・・。
地際の葉の混み入ってしまったところにありました。

一般的な青きゅうりは熟すと黄色くなるのですが、半白きゅうりは赤くなることが分かりました。
ゴーヤーみたいです。。。

お腹を空かせて作業してたので、大きなウインナーにも見えました。

収穫適期を逃して、きゅうりを大きくしてしまうと蔓に負担をかけてしまい、次のきゅうりの収穫に悪影響を与えてしまうので・・・
このような≪目残し≫、もう無いように気をつけたいです。

カテゴリー: 相模半白節成の特徴