「おか~さん」

投稿日:2010年5月15日 12:10 am

野菜を生産、販売するにあたって、
特に意識しているのは、
「選び買う人」「扱う人」「食べる人」

どれかで言ったら「扱う 人」である。

そう。半数以上はそうであろう
「おか~さん」を非常に意識して作っている。


私も調理じみた ことをしますので、
料理を作る大変さは多少、分かっているつもりです。

でも、私の場合は妻の都合や体調がすぐれない時や
ど んな調理法が向くか等を試している時だけです。

これを毎食こなしている「おか~さん」方は
大変なお仕事をされていると思います。
一 言で言うと「えらい!!」

「好きこそものの上手なれ」
私は「扱う人」をもっともっと楽しませたい。
仕事は楽しい方がより 良いに決まってます。
だから、もっと料理好きになって欲しいし、
どんどん上達して欲しい。


なぜ、そこまでこだわ るかと言ったら、
「おか~さん」が楽しみながら料理をしていたら、
見ているだけで幸せになれるような気もするし、
=「食べる人も 幸せに出来る」その可能性も
持っているからす。

だから「扱う人」も楽しめるその手助けが出来るような、
そんな野菜を作り たい。

見た目だけじゃなく、
その食材の瑞々しさや切った感触、かおり、
調理のしやすさだったり、短時間で済んだり
す るのはいいですよね。

出来ることなら、そこまでこだわりたい。


そんなこだわりを持って、長年作り続けているの が、
★伊右衛門名物 春の短大根★

見た目はボコボコした感じで艶やかさに欠け、
肌も悪いというか、それだけで言うともっ といい大根は他に沢山あります。
そちらの方が売りやすいし、作りやすいし=利益に直結しやすい。

なのに春作の白い大根は、これを 超える品種を見つけるための
試作研究用数品種を除き、この短大根しかまともに作らない。
(比較で言うと秋冬作は7+研究用数品種やりま す)


思えばその見た目から最初は売れなかった。
でも、諦めなかった。

それだけイイモノ持ってると思えた し、
この大根に日の目を見て欲しかった。見せたかった。

現在では、リピーターの方々には間違いなく買ってもらえるようになった。
結 果、供給不足でこの大根しか作らなくなった。

諦めなくて良かった。
良かったね「おか~さん」

この大根「おか~さ ん」と言います。
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