投稿日:2011年5月30日 11:54 pm

6次産業なんで言うには厚かましくて言える規模じゃないですが、
加工品もやっております。

ママレード
ルバーブ
苺ジャム

梅干しはじめ
各種漬物類

麦茶に

茅ヶ崎で唯一のソース類製造業の営業許可なんてのもやっております。
(↑チェックするところが1件しかない。そう言う訳で、毎年保健所の方にはご足労頂いてるわけですが...^^;)

もちろん原料は調味料以外自家生産でやってます。
なわけで、
暇を見つけては、ロスが出そうなときなどは加工所に立ったりもします。
(気分転換だったりもします。)

今回はたまたま黄色い野菜が揃ったので、
制作意欲に駆られピクルス黄野菜Ver.を作ってみました。



ズッキーニ黄色(交配不良果)
オレンジ美星(若干開き気味)
黄色人参(又根)

漬け汁は工夫中。
漬ける野菜の種類と量によって違ってきますので、
ゴールデンレシピにするには、まだまだ数をこなさないとダメですね。


面白いですよ!加工品。
カテゴリー: 日々是濃厚=味

投稿日:2011年5月25日 11:21 pm

今春正式に発売されました
橙ミニカリフラワー「オレンジ美星」を
早めに試作することができましたので、
ちょっとレポしてみようかと思います。

花蕾のしまり、重量感は、
普通のミニカリフラワー美星の方があるといった感じ、
低温期に向かいじっくり育つ秋作なら、
もっと橙が色濃く出るのでしょうが、
逆の春作では色のノリはイマイチ...ですが、
調理後はまずまずなオレンジとなりましたよ。

3月上旬トンネルなしで植えたことから、
前半は1割ほどボトニングっぽかたでしたが、
中盤以降は美星同様コンパクトな草姿に
程良く重量感がある花蕾が収穫出来ています。

少し気になる点は、同条件で植えたパープルフラワーに比べ、
根朽病と思われる欠株がやや出たところでした。

↓今朝の「オレンジ美星」


◆オススメの調理法◆

まっ、春のカリフラワーは、
オイル系のパスタが良く合うと思うんですよね。

まぁ、そう言うのが食べたくなる気候なのかも知れないけど、
ニンニクは新物が出る頃ですし、バジルもそろそろ穫れそうですし、
これはもうspaghetti aglio olio e cavolfiore!だね。

調理時のポイントは、
柔らかめが好みの方は下茹で処理をオススメしますが、
堅めOKな方はそのままいって欲しいですね。
カリッこりっと小気味良い食感を楽しんで欲しい。

日柄が経つとこうもいかないので、
ぜひ新鮮な朝どり状態のモノを入手して欲しいですね。
カテゴリー: 出荷情報 日々是濃厚=味

投稿日:2011年5月15日 11:07 pm

今日、直売でお客さんに大根とルッコラを凄く褒めて頂いた。
幸せな時間だった。

お客さんをどう反応させたいか決めてから、
その方向に乗っ取って、品種の選定や栽培方法を決めるというか、変える。

今日頂いた感想は、
栽培前に描いていたモノの満点に近い内容。

大根については、火の通りが早く味が良く浸みる事。
煮物にしたときに舌と上あごで押しつぶせるくらい柔らかい事。


ルッコラについては、プロシュートの塩味に負けないパンチ力と
瑞々しい清涼感を併せ持ち、茎は程良い堅さで筋張らない事。


ま、自分がそういった物を食べたいから
それに沿って作るのだけど、

何も言わずして、
客さんとそれら共有できると言うのは、
やはり堪らずいいなぁ~。

ああ~こちらこそご馳走様である。


その思いを肥料に
今夜は、「お盆に苦味のない玉レタス」を作るには...
について考えている。


サラダ菜ってのもいいんですけど、
そこはあえて乗っかりませんよ。

フフフフフッ
(これも幸せな時間だったりする)
カテゴリー: 日々是濃厚=味

投稿日:2010年10月19日 12:08 am

今期は特に青首大根に拘った。

9月下旬~翌1、2月まで
「季節の移ろいと共にどのように味が変わっていくか」

同一品種で出来れば良かったが、
暑さに強い品種とそうでない品種があるのでそこは断念した。

1期目は
暑さ、病気には強いが、火の通りは早い種類をセレクト。
辛くなるのは高温期の宿命というか、それはそれでいい。
(耐暑性ある種類は肉質が硬い傾向にあると言うか、肉質が硬いから暑さに耐えられる)

これを基準に
それ以後の播種はどんどん柔らかく、密に、甘くなるように
肥料、品種等色々と仕込んだのである。

辛味大根や他の種類を使ってやるのも十分ありだが、
同じ「青首大根」と言う見た目でやってみたかった。

なぜなら、
リピーターの皆さんの中にも
色大根やカタチの変わった大根は個人的な好みもあり、
手に取る人とそうでない人がいる。

しかし、
青首大根を買わない人はまず居ないからだ。


見た目はほぼ同じでも、
1,2週間後には味が変わってる。

リピーターの皆さんを飽きさせない工夫の一つだと思っている。




今回この様に考えたのは、ある秘話がある。

昔、妻との交際時代に良く通ったラーメン屋。
世間一般の「うまい」とは少し違うかも知れないが、
何度通っても飽きなかった。

なぜなら、
いつも出てくる温度が違ったからだ。

悪く言えば適当なのか?

店主がそれを計算していたか否かは聞けずに至ってしまったが、
基本的に美味しく感じるのに温度か違う。
別の顔を見せてくれているようで面白かった。


このとき感じた面白さのような物を
私の職業である農業で、野菜で演出できればと思った。



うん。
ナンのこっちゃ〆

カテゴリー: 日々是濃厚=味