品評会の結果と感想、+あれこれ。

投稿日:2011年11月3日 11:59 pm

☆品評会の結果☆
二等 ジャガ芋 カーボロネロ ラディッシュ 
一等 人参 ほうれん草 さつま芋 ママレード(加工品部門)

優等 ブロッコリ キャベツ

二等くらいはちょっと気合い入れれば取れるし、
変なモノがポコッと入賞する不確定要素が多い読めない賞。
下手な鉄砲が効いたりもする。

一等は、気合いを入れても取れない事がある。当然、下手な鉄砲は効かない。
こちら側に(見当違いでない)確かな手応えが無ければ先ず取れない賞。

優等は、いくつかの一等以上の品質の中から特に優れた物でないと頂けない賞。
ちなみに該当なしの年もある。

そんな中、優等を2つも受賞したのは光栄な事であるし、
狙ってやってのけられたのだから、今の自分を推し量る目安となった。

狙っていたからと言って、それ優位な品種を選んだ訳でもないし、
肥料の種類、農薬使用回数等の栽培法を特別に変えたわけでもない。

他品目の直売農家ならではの非常に忙しい中、
時間を上手に削ったり、使ったり、作ったりして管理作業を行き届かせた結果。
畑の様子を見て、次の作物を作るにあたり何が必要で、何が必要でないかを
見極められる目が培われてきた証拠と言っていいと思う。


かく言う僕は、以前は品評会否定派だった。
「クソ食らえ!味が良ければいいだ。」と思っていた。

見た目(規格という一定で、ある意味公平な見方をした基準)を
追いづらい品種選定栽培法をしている自分への気休め、言い訳だったり、
受賞者への妬みであったり、勘違いであった。

そしてある時、
そいつは生産者としての成長を止める原因だと思ってしまった。

野菜を商品として見た時。「味が良ければいい」と言うのは言わば当たり前で、
+格好が良い方がイイと言う事は、お客さんなら全員そうなのである。

だから僕は見た目にもこだわるようになった。
多くて大きな引き出しが欲しい。そんな生産者になりたいと思う。

完璧主義でもないんだけど、できる事はやりたい。

だって、
その方が笑顔が増えるんですもの。

謙遜無しで言うと、僕はたくさんのお客さんに愛されている。

もう一つ上に自分を導いていく事は、
愛される者の理由であると同時に、
パートナー達への義務だと今は思っている。



何かのスペシャリストになるのは、まだ先で良い。
コレが「直売力」。どうじゃ!
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